2019年から届いた言葉〜その2
人はなぜ自然を美しいと感じるのだろう?
自然の美しさのなかに身を委ね
一体になってそこに漂いたいと思うのはなぜだろう?
きっとそこには流れがあるからだ
全てのものは流れてゆく
ひとところにとどまるものは何もない
残酷なまでに変化してゆく
人の心もまた自然なり、
変わらないものなど何もない。
すべからく変化してゆく、流れてゆく。
そこには動きがある、勢いがある
光が生まれる、風が起こる
さらさらと流れる清らかな流れの
つめたい水流に、
真っ赤なもみじの葉っぱが
いくつも流れてゆく
太陽の光が水面にきらきらと反射して
様々な陰影を形作り、
形づくっては消えてゆく。
その様をただ眺める
そこに人は何をみるのだろう?
ただ、眺める
説明など何の意味もない、
理屈づけなど必要ない、
ただそこに流れがあるだけ。
人はそれを眺めるだけ。
それだけでじゅうぶんなのだ。
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