日記からこぼれる言葉たちの〜はじまり〜
ずっと書き溜めていた日記がある。
引出しの中にしまってあった何冊もの日記。
今日ふと思いついて、もう必要ないかと思い、断捨離しようと久しぶりに引出しを開けた。
思い出の品の処分をするときの例に漏れず、思わずノートをぺらぺらとめくり読み返す。
わたしの過去の言葉たちが、生きて飛び出してくる。
この頃、とても必死だった、情けなくてちっぽけで可愛いわたしが現れる。
今と違って、毎日暇さえあればノートを開いて思いを綴っていたものだった。
この頃のわたしはとても重たく、ジャッジにがんじがらめになり、自らを縛っていた。
そんな自分から脱却したくて、半ば強制的に思考の書き換えをしていたのだと、思う。
日記を読み進めるうちに、このときのがむしゃらなわたしを、記録としてここに留めておきたい、そう思った。
魔がさした、とでもいうのでしょうか。
本来日記なんていうものは、人様に見せるようなものではないし、わたしの日記なんて誰が見たいのだろう、とも思う。
でも、わたし自身、どこかの誰かのoriginalな手記によって慰められたり、勇気をもらったりすることがたくさんあるのも、また事実。
わたしの書いたものが、回り回って、どこかのあなたの、心に少しでも触れたらいいな、
そんなふうに思って、気まぐれに載せてみることにする。
もしももしも、こんな手記を目にされた方が何か得るものがあったら、これ以上の喜びはありません。
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