わたしのこと その4
そんなふうにして、わたしはじぶんを知る長い旅に、出かけていったのでした。
その道中のワークのひとつとして、
「インスタをはじめる」というチャレンジをじぶんに課しました。
その3でも書きましたが、
心の中にあるもやもやした雲のようなものを、発散させる場所が欲しかったのです。
ノートの中だけでは、もやもやを発散しせるにはなんだか狭いような、窮屈な気持ちがしていたのでした。
そうして、2019年の夏に、思い切ってインスタをスタートさせました。
単なるインスタじゃないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
わたしにとってはものすごく大きな決断で、大変な覚悟が要ることでした。
最初の投稿をしたときのことを、今でもよく憶えています。
たった数行の、他愛もない文章。
何度も何度も読み返して、「シェア」をするときに、シェアマークを押す指が震えました。
胸がどきどきしてたまりませんでした。
その後もいくつか投稿を上げるたびに、
こんなの誰が読むんだろう、こんなこと書いて恥ずかしい、やっぱり向いてないんだ、こんなの消してしまいたい、
そんな心の中の声が、大暴れして騒ぎました。
その度にその声に負けそうになりましたが、
(ここでやめてしまったら、今までの自分と何ら変わらない。
わたしはじぶんを変えたいんでしょう?
それなら、このまま続けていこう。
誰にどう思われたっていい、
ただ、じぶんのために書こう。)
毎回投稿を上げるたびに、何度もじぶんにそう言い聞かせて、おそるおそる投稿を続けていきました。
暗い夜に、手探りで一歩ずつ進んでいくような感覚でした。
そのうちに、すこしずつフォローしてくださる方が増え、わたしの投稿に興味を持っていただける方が増え…、
わたしはそんなやさしい方々からのいいねやコメントなどに励まされて、
すこしずつすこしずつ、自分の発信に、自信をつけていくことができていったのでした。
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