1月3日
人は1日、90,000個のことを考えるのだそうだ。そのうち、85,000個は、昨日と同じことなんだそう。何年か前にもらったユーミンからのバースディカードに、そう書いてあった。
数の正誤はともかく、わたしたちの思考のほとんどが昨日と同じことなんだと知って愕然とする。でもまぁ、自分を振り返ってみればたしかにそうだ、昨日どころか、もう何年もおんなじようなことで悩み、おんなじようなことで悔やみ、おんなじようなことを夢みている。
思考のほとんどはネガティブなことだとか、過去の遺恨だったりして、人間というのはとかく放っておいたら自動的にネガティブ寄りになってしまうものらしい。現代人ならではの悩みなのだろうか?
だからこそ思考をコントロールすることが大切だと、自己啓発やスピリチュアルのえらい人たちは皆口を揃えて云う。
自動運転のように、脳内再生されるわたしたちの思考。たゆまなく繰り返される、色褪せた馴染みの思考の中にまぎれて、ぽこ、ぽこ、と、生まれる新たなイメージがある。
まだうまれたての、ほとんどかたちを成さない雲のようなもの。いや、雲でさえない、もっと微細な、粒のようなものたち。
それが浮かんだ時、わたしたちは、あ、と思う。あ、いいことおもいついちゃった。
でも大抵、そんな新しいひらめきが生まれるのって、お風呂に入っている時やトイレに入っているときだったりして、ぽこ、と生まれたばかりのちっちゃな泡は、お風呂から出てクリームを塗ったり髪を乾かしたりなんやかんやしているうちに消えてしまうのだ。
そして、そんな考えが浮かんだことすら忘れてしまう。
そしてしばらく経って、他の誰かが、自分とおなじアイディアを実現させて世の中に出していることを何かで知ることになる。
あ、これ、わたしも思いついた事あったなぁ、って。
わたしも何度かそんな経験がある。
その度に思うのだ、やっぱりあの時、アイディアが降りてきたときを、もっと大事にすればよかったと。
なぜそれができなかったのだろう?
①書き留めなかったから忘れてしまった
②面倒くさいと思って先延ばしにした
③こんなことやってもなぁ、と否定してしまった
④発信するのが恥ずかしいと尻込みしてしまった
だいたいこんな感じのブロックが入ってしまう、わたしの場合。
だからとりあえず、この4点のブロックを意識して外していきたい、と思う。
意識を向けるだけでもかなり、変わるのだ。
昨日かな?書いたが、また今年も同じ年末を迎えるの、ちょっとやだなと思って。
同じような年末を迎える事ができるというありがたさ…、もちろんそれは平和であること、健やかで安寧な日常を送れることの素晴らしさでもあるが、たぶんわたしはもっと、なにかを、したいのだ。
なにか、いろんなこと、もっと、ほかに。
そしてそれができるってどこかで知っているから、できてないことにもやもやするのだと思うのだ…。
というわけで、今年はなるべくこの場所を日記のように、書いていこうと思います。
①書き留めなかったから忘れてしまった、
というブロックを外すための、第一歩になるかな。
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