わたしのディーヴァ
早いもので、もう1月も半ばを過ぎようとしている。
カレンダーを眺めながら、わたしはこのところ少しそわそわしている。
2月の初頭に、わたしの女神さまのコンサートにいくという一大イヴェントを控えているためだ。
わたしの女神さまとは、ユーミンこと松任谷由実さんのこと。
わたしは小学校5年だか6年生の頃に、彼女の声と楽曲に恋に堕ちた。
それ以来ずうっと、彼女はわたしの女神さまとして圧倒的な存在感で君臨しておられるのだ。
小学5年生の頃、スタジオジブリの『魔女の宅急便』が封切られた。
テレビから流れてくる、ユーミンの独特な声とメロディはわたしの心を奪ってしまった。
わたしは母に、『このひと好き。なんていう名前なの、』と尋ねたことを覚えている。
恋におちた瞬間というのは、どんな状況でも忘れないものだ。
それからというもの、それまでのわたしの人生にはなかった風が入ってきた。
ユーミンは当時、バブル最盛期という時代もあって、ものすごく人気があった。
わたしは、ユーミンのファンだという友達のお母さんからCDを借りたり、レンタルしたりして、
それこそ貪るようにユーミンの楽曲を自分の中に取り込んでいった。
わたしはまだ小学生で、恋もまだ知らなかったけれど、多感な時期を迎えたわたしの感受性は、
スポンジのようにユーミン世界観を吸収していったのだった。
だからわたしの一部は、ユーミンでできている、と思っている。
ユーミンの魅力は、、、なんて、日本中が知っているので、わたしが語るまでもない。
でもちょっと変わっているわたしのフィルター越しの意見を言わせてもらうとー、
ユーミンは、シャーマンなのだ。シャーマンとか巫女とか、そういった存在。
天からの声を伝える者。さらに、集団意識のヴァイヴレーションを掬い上げて具現化する者。
わたしは、おそらく過去生でもユーミンと会っていると思う。
直接的にではないかもしれないけれど、かつてレムリアや縄文や原始の時代に生きていた頃でも、
わたしは彼女の崇拝者だったように思う。
さて、話は変わるが、毎年2月に新潟県の苗場スキー場で行われる、ユーミンのライブ。
これはコアなファンが集まるイヴェントで、わたしも例に漏れず毎年このライブを楽しみにしている。
苗場名物のリクエストコーナーというのがあるのだが、これがとても面白い。
リクエストしたい曲がある観客が挙手をして、ユーミンがインスピレーションでひとりずつ選んで、その方に壇上に上がってもらう。
そしてその曲についてのエピソードなどを少しおしゃべりして、ユーミンがその曲を歌ってくれるというもの。
わたしは実は毎年挙手をしているのだが、一度も当たったことがない。
目があったことはあるのだが、(…多分、)わたしの中でも、当てて欲しい気持ちと、怖い気持ちが混ざり合っているのだ。
そして毎年、来年こそは堂々と手を挙げられるような人間になって、ここに帰ってこよう、そう決意を新たにして、苗場を去るのだ。
そう、それで、わたしは今年のリクエストコーナーで歌って欲しい曲が決まっている。
それについては、また今度書きますね。
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