ヒプノセラピー体験談 その1
去年。11月も終わりに近づくころ、わたしは一通のメッセージを受け取った。
お相手は、ますみさん、というインスタお仲間の方。
彼女はスイス在住で、同時通訳とヒプノセラピストという、ふたつの全く異なるおしごとをされている。しかもまだちいさな可愛いお子さんのお母さんでもある。
そんな多彩な能力あふれる彼女からのメッセージの内容はこうだった。
ーカナさんの、インナージャーニーをさせていただけませんか?ー
なんと、ヒプノセラピーのお誘いのメールだったのだ。
わたしは元々、ヒプノセラピーにとても興味を持っていて、いつかやってみたい、と常々思っていた。でも、それと同じくらいの量で、怖い、という気持ちが大きかった。
わたしはおそらく、過去生でかなりの恐怖を味わっているし、(というか誰しもがそうであると思うけれど)それが出てきてしまったら耐えられるのかしら、と云う危惧や、
こういった、精神の深い部分に入っていくと云うことへの不安(瞑想も苦手なのだ)、
そして何より、心から信頼できて身を委ねられる施術者に出会えるかどうか。有能なマスターであったとしても、そもそもわたしとの相性はどうであるのかも大事なポイントだと思っていたからである。
そういった理由で、今まで二の足を踏んでいたのだが、今回ますみさんという素敵な方からの願ってもないお誘いを受けて、思い切ってお願いしてみることにしたのだった。
ますみさん曰く、『その人にとって、準備ができているものから見せてもらえるので、必要なことが見えるようになっている』との説明を受け、不安要素の一つであった(怖いものが出てきたらどうしよう)という不安は払拭された。
信頼できる施術者であるか、相性はどうか、と云う要素は、ますみさんに対しては言わずもがな。
わたしは自分のコミュニティで繋がったひとたちに完全に心を許している。
早速、セッションの日程を組んだ。
当日、わたしは、セラピーを受ける環境を整え、ドキドキしながらzoomを開いた。
画面に映るますみさんは、初対面なのにも関わらず、とても気さくで話しやすい、優しい声の、とても美しい女性だった。
スイスでは、朝の五時?だったとか。このために随分と早起きをしていただいて、ありがたく思う。
少しおしゃべりをして、いよいよセラピーに入ってゆく。
まず、カナさんはどう云うことを知りたいですか?と聞かれて、わたしは自分に聞いてみる。
聞きたいこと、知りたいことは山ほどあるけれど、そうねえ。。
ーわたしは物心ついた時から自分に自信がなくて、ネクラな子なんだけれど、絵を描くと意外にも美しい色彩や世界が生まれる、それをいつも不思議に思っていた。この絵はどこから来たのだろう?どこか天とつながって降りてくるのか、それともわたしの中から?その出どころが知りたい。
それと、わたしはこれからもっと絵を描いていきたいし、それを誰か必要としている方に届けたい。でもそんな大それたこと、わたしにできるのか自信が無い。ー
そのようなことをますみさんに伝えた。
ーわかりました。そのように意図して、一緒にカナさんの潜在意識に入っていきましょうー
続きます。。。。
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